体感時間・・・、こんな言葉があるのかは知らない。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、退屈な時間はゆっくり過ぎてゆく
そんな意味だと思っている。
私自身、今まで過ごした人生の時間をとてつもなく長く感じている。
退屈な人生を送っているはずはないのに
こんなに長く感じるのは、なぜなのだろう・・・?
歳を聞かれると、ため息が出そうになる。
自分ではもう200年ぐらい生きているように思えるのだ。
でも鏡の中の私は、まだまだ長生きしそうだ。
ナンも私も、昔から年齢より少し若く見られていた。
ナンは特に若く見られがちで、最近まで「お弟子さん?」 と聞かれていた。
説明するのが面倒なのか、「先生は今、出張中です。」と
答えていたのも、たびたびだった。
さすがに私がお弟子さんと間違われることはないが、
私達が小さかった頃の通信手段は手紙や電報だったなんて言うと、
みんなびっくりするだろう。
電話も全世帯にあるわけではなく、わざわざ出かけて
近所に借りに行っていた。
ナンは最近、髭に白いものが混じりだして、年相応になったと喜んでいる。
私はようやく最近、小さい文字が見えにくくなってきて、不便だけれどちょっと嬉しい。
やがてもっと歳をとってきたら、やっぱり時間はゆっくり過ぎる方がいいと思うのだろうか?
それとも、やっと人生の卒業が近くなったと喜ぶのだろうか・・?
世の中はどんどん進んで、もしかしたらパソコンも時代遅れになるかもしれない。
そうなるとパソコン音痴の私は、これもまたちょっと嬉しい。 キーマ
先日の個展より
粉引きの花入れ(壁掛けタイプ)
いつも春先に行う新作展は、菜の花の季節と重なる。
土手で摘んできた菜の花を、そのまま活けてみた。
これも同じく、摘んできたふきのとう。
いつもはてんぷらにして食べてしまうんだけれど、
コケ玉にさして、活けたら春の香り・・。
これって、何だと思いますか?
実はこれ、香合です。
こちらは、粉引きの銘々皿。
カップを載せても、ちょっといいかも・・。
粉引きのカップ
炭化焼締めの片口と、ぐい呑み
焼締めの器はお酒が美味しくなると言われている。
ナンは実験と称して、最近はグランプリを取ったという大吟醸を
呑んでいる。それって、ほんとに実験??
春の窯開きのお知らせ
期間) 4月28日(祝)~5月5日(祝)
10:00~17:30
場所) 桃林窯にて
〒849-2305
佐賀県武雄市山内町宮野1832-1
☎ 0954.45.6186