「そろそろギャラリーを開けてくるね。」
キーマはそう言いながら、玄関から傘をさしてギャラリーに行った。
そしてすぐに、ぶつぶつ言いながら戻ってきた。
「滝ができている・・・。」
キーマは、母屋の北側の窓を開けて、「やっぱり滝ができている」と言った。
何を言っているのか分らないまま外を見てみると、本当に滝が流れていた。
敷地の北側には湖があり、水は周辺の田畑の灌漑に使われている。
大昔に谷を堰き止めて作られた人工のダムで、村では「黒牟田堤」と呼んでいる。
堤の中央には取水栓があり、必要な分だけを下に落として田んぼに引く。
ダムの両端にはオーバーフロー用の溝が掘ってあるが、北側がより深い溝になっていて
桃林窯のある南側は溝が浅く、北側の予備の役目になっているらしい。
堤の水は満水になり、昨日からの大雨でついに両方の溝からあふれ始め、
あふれた水はみずしぶきをあげて轟音を立てていた。
まさか自宅の敷地に突然滝が出現するとは・・・。
びっくりするやら嬉しいやらで、キーマは「滝を見ながらバーベキューしようよ。」
などと、ノー天気なことを言っている。
それにしても今年の夏は異常だな。 ナン
連日の雨で裏の堤が満杯になった。
右下、見えるだろうか
あふれ出した水が、見えていた。
たどっていくと小川になっている
うちの敷地の中だ。
ギャラリーのすぐ横
滝が出現。
ゴーゴーと水の音
好きな音…だ。
シンプルな粉引皿
煮魚に合うと思う、
すこしくぼみをつけたので、煮汁もいい感じに入る。
サバのショウガ煮・・・、いいね やわらかく煮たのでビールなんか・・・。
刷毛目のコーヒーカップ
ちょっと小さめのカップ。
春先に作って意外と好評だった。
刷毛目の感じは色々、
好きに楽しく白化粧を掛ける。