2歳半になるクン。
人間でいうと、そろそろお年頃だ。(ちなみにクンは女の子。)
生後2カ月にもならないある日、クンは真っ暗な山の中に捨てられていた。
夜9時頃を回っていただろうか、どしゃ降りの雨の日だった。
バス停を降りた私は、必死でなく子猫の鳴き声に気がついた。
声のする方に歩んでゆくと、用水路の底から元気な声が聞こえてきた。
落ちてしまったであろう子猫は、上からのぞく私を見て、ほんの少し驚いた。
どうしようかと思ったが、すぐにとび降りて用水路の底からすくい上げた。
パーキングに止めてあった車に連れてゆき、タオルでごしごし拭いてあげると、
子猫はゴロゴロとのどを鳴らして、すぐに体をくっつけてきた。
連れて帰ったら、ナンに怒られるかなあ・・と思いながらも
こうなったらしょうがない・・・。
子猫の捨てられたいきさつは知らないが、こんな小さな生命を
ひとけのない山の中に捨てることのできる人は、どんなことを考えたのだろう。
お腹がすいてよほど心細かったのか、子猫は抱くとすぐにチューチューと
腕に吸いついて、母猫のおっぱいを飲むしぐさをした。
クンの記憶の底には、今でも母猫のおっぱいがある。
クンが自分から膝の上に乗ってくる時は、母猫のおっぱいが恋しい時だ。
そんなとき、私たちは、クンに腕を貸すことにしている。
クンはすっかり大きくなったが、今でも母猫のおっぱいを飲むしぐさをする。
チューチューと腕に吸いついて、両手でぐいぐいと爪を立てて押してくる。
私たちの腕は、クンの鋭い爪で、ひっかき傷だらけになるが、
これもまた、しょうがないと思っている・・・。
こんな時は仕事の手を休め、クンに腕を差し出して、
クンが安心して眠くなるまで、待つことにしている。 キーマ
土を揉んで、ちぎってみる。
面白い断面が出て、これを活かして器を作った。
画面には見えないが3つ足を付けてみたら、とても好きな器になった。
これに刺身でも乗せて、一杯飲もう・・と思っていたのに、いつの間にか
キーマが売ってしまった。
刷毛目の碗。ちょっと浅め、ご飯茶碗用として作ったが真上から見ると
すこし変形している。実は乾燥させる時に、取り損なって偶然変形させてしまったのだ。
焼き上げてみると、それがなんとも、愛嬌があった。
粉引き小皿、三か所に見える黒い部分は、貝殻の跡。
直径10cmぐらいだろうか。醤油皿に、コースターにと、
お客さんは、色々な用途で買ってくれる。
今日は、キーマがスイートポテトを作って、3時のおやつに持ってきた。
ナスときのこのドライカレー、 「キーマ風」
手間と言えば、ナスを焦げ目がつくまで素揚げするくらい。
ターメリックライスの上に乗せると、エスニック風になる。
予算と時間の無い時の、おたすけメニュー。
[材料]
牛ひき肉・茄子・玉ネギ・きのこ・ニンニク・ピーマン・
かいわれ・クミンシード・パプリカ・赤唐辛子 など。
分量は適当だったのでとても書けません。
作り方もいい加減ですが、参考までに。
①なすは輪切りにして170度の油で焦げ目がつくくらいにあげる。
②玉ネギ・ピーマン・パプリカは荒みじん切りにする。
③キノコは小さい房にする。
④にんにくはスライスにして、別のフライパンで多めに油をいれてゆっくり炒め、
カリカリにしておく。(にんにくはたっぷりの方がおいしい) これはトッピング用。
⑤鍋に油を入れて、すぐにクミンシードをいれ、泡立つくらいに炒める。
⑥⑤にみじん切りの玉ねぎを入れ、よく炒めクミンシードの香りをつける。
⑦ひき肉を加える。好みで、ここにみじん切りのニンニクを加える。
揚げたナス以外の材料を全部入れ、さらに炒める。少なめに水を加え、
ブイヨン・赤唐辛子を入れ、材料に火が通ったら味付をし、最後にナスを入れ完成。
[味付け]
カレーペースト・ケチャプ・ウスターソース・醤油・ブイヨン・カルダモン・ガラムマサラ、など。
秋の窯開きのご案内 11月21日(金)~24日(月)
Am10:00~pm6:00
場所) 桃林窯 ☎0954・45・6186
アクセス)長崎本線・佐世保線 JR三間坂駅より車で6分
長崎自動車道 武雄北方インターより車で20分
西九州自動車道 嬉野インターより車で30分