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『 桃林窯 器こぼれ話 』

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Good-bye スバル・レガシィ

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17年前・・・
乗っていたトヨタ・カムリが「カシャン・・」と音をたてて動かなくなり
慌てて次に乗る車を探した頃は桃林窯を新築して間もないころで、
車にあてる予算もあまりなかった。
中古を探そうと思っていた僕に、キーマは「修理の心配のない車にして!」と言う。
不調の車に乗り続けていて、たびたび故障する車にキーマはうんざりしていたようだ。

預貯金を総動員してやっとの思いで買った新車のレガシィは、当時僕が一番乗りたかった車だった。
5ナンバーのワゴン車は小回りが利いた上に、後部座席を倒すとたくさんの荷物をのせることができた。
個展の搬入と搬出もこの一台で済ませることができたし、フルタイム4WDの高速安定は目を見張るものがあった。

長年乗り続けて走行が18万キロを超えても普通に車検を通した。
だが7回目の車検が近づいた頃にはだんだん不調になり、
その時の車検見積もりは25万円だった。
「そろそろ買い替え時かな~」と思いながらも、車検に関係のない修理は後回しにして、
予算を抑えて車検を通した。
それから2年間、だましだまし乗り続けた車は、たびたび警告灯が点くようになり
さすがにこのまま乗り続けることは難しくなってきた。
悩んだ末、22万キロ近く走ったレガシィの8回目の車検を断念して廃車にすることに決めた。


いよいよ手放す日、
17年間乗り続けた愛車を洗車した後、キーマを呼んで写真を撮ってもらった。
これだけ長く乗り続けるともう機械ではなく、頼りになる相棒のような存在であり、家族のようでもある。
気がつくと写真を撮っていたキーマも、うっすら涙ぐんでいた。
たくさんの思い出が詰まっている車を手放す時は本当につらい思いをする。

長年ともに過ごした愛着のある車を業者に引き渡した後、
キーマが使っていたスペアキーを思い出と一緒にそっと机の引出しの中にしまった。  ナン                                                                                       



角ばったアウトラインの荷室は、物がたくさん詰めて重宝した。
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本当によく走ったレガシィ、
このことをオーストラリアの友人に伝えたら
my car is 500,000 kilometers. と言う。
上には上がいる・・・
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もう使うことのないキーを引き出しの中にしまった。
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by my_utuwa | 2015-07-29 17:06 | Comments(7)

キーマのお絵かき


大好きな栗ご飯をいただいた時の絵
感極まって絵手紙にした時の物。
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子供の頃から絵を描くことが好きだった私は、幼稚園時代のほとんどを
お絵かきで過ごした。
幼稚園では、お遊戯や運動場での遊びもしなければならなかったけど
なんてくだらないんだ・・と心の底で悪態をついていた。
先生の「もっと大きく手を振りましょう!」と掛け声がかかった時には
逃げ出したい気分だったのを覚えている。
そのうちどうしても嫌になって、幼稚園に行くのをやめ
ひたすら家で絵を描いて過ごした。
今でいう登校拒否だ。

大きくなっても絵が好きなのは変わらなかった。
高校に行くと美術を専攻できたので、やっと居場所ができたような気がした。
美術室の油絵の具のにおいや、石膏像・・、
カポンカポンと足音の響く教室の床も悪くなかった。

学校のはずれにあるこの美術教室には、クセのある巻き毛の
腰には手ぬぐいをぶら下げて、出っぱったお腹に
だぶだぶのズボンをはいた大らかな先生がいた。
授業が始まると、「さあ今日はスケッチだ。外に行くぞ。」と
毎回生徒を野放しにしてくれて、これがなんとも楽しかった。

卒業する頃は、いつか美術関係の仕事に就いてみたいなぁ、
この先生にちゃんと絵を習ってみたいなぁと密かに思ったものだが
漠然とした夢はかなわなかった。
ところが忘れてしまった頃に、思いもかけず中途半端に夢が実現化した。
信じられないけれど、この先生・・なんと義理の父親になったのだ。

ナンのパパだった。
ナンの実家にはアトリエがあって、あの頃の教室と全く同じ
懐かしいにおいがした。
父はステテコ姿でいつもキャンバスに向かっていた。
さすがに、私にも絵を教えてほしいとは言いだせなかったが
習おうと思えば習えたかもしれない微妙な位置にいた。

ナンも作家だから、生業自体がいつも美術に携わっているようなものだ。
収入の安定しないこの仕事は肉体労働も多く、外から見えるほど楽ではない。
でもまあ、いつかは美術関係の仕事をしたいと思っていた私の夢も
ナンのサポートをしているうちに
もしかしたら中途半端ながら叶っているかもしれないと
今頃になって気が付いた。                キーマ



サクッとした歯触りの、バームクーヘンをいただいたときに
食べる前にお絵かきしてみた。
心がはやっていたせいか、線が勢い余ってはみ出した。

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窯開きの時に書いたDM用のラフデッサン
大皿と取り皿の絵

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これも窯開き用に書いたDM用のラフデッサン
ポットとカップの絵

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冬の桃林窯を少し可愛く書いてみた。
これは真夏のオーストラリアに住む友人に涼んでもらうために送った絵手紙。
もっと、とっとけばよかったな?
たくさん書いたのに・・・。

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by my_utuwa | 2015-07-17 14:00 | Comments(6)