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『 桃林窯 器こぼれ話 』

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経年劣化は怖くない・・。

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この地に移り住んできた頃は、
樹木も小さく、植えた花は株分けしたばかりで地面は丸見え、
岩山の石ばかりがゴロゴロしていて、とても殺風景な印象だった。

いつかは緑の木立の中にひっそりと建物が建っている雰囲気にしたいと思い
あちこちに苗木や花をせっせと植えたけど、
手入れの仕方も知らず、いつの間にかなくなっていった木や花も多かった。

ここ2~3年ぐらい前からだろうか。
ナンと二人で、庭木の手入れを少しだけするようになった。

手入れと言っても、大したことはしない。
花が終わったら、選定したり肥料を根元に与えたりするだけだ。

花は私達の下手な手入れにも応えてくれて、随分と緑の葉っぱを広げてくれた。

ある日の雨あがり、夕飯の買い物から帰って来た私は、
いつの間にか、家が木立の中にひっそり立っていることに気がついた。

家も、工房もギャラリーも20年近く経って古びてきたけど
これくらいになって、なんとなくなじんできたと思う。
歩くときしむ廊下の音も、ちょっとブカつくレンガの階段も意外といいものだ。
苔が生えた岩も、節が落ちて穴が開いた木戸も
今の自分に合っている。

そう言えばナンの髭も白くなってきて、ナンの顔に似合うようになってきた。
経年劣化は、建物や木々や人にも意外と心地いいものかもしれないなんて
若いころには想像さえしなかったのにね・・・。
                        キーマ






ギャラリーの屋根は、クンの日向ぼっこの場所だ。
いつもここで一日を過ごしている。

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この木戸の屋根から、クンは小さな顔を出して
うちを訪ねてくださる人を見ている事が多い。
皆さん、気付いていらっしゃいますか?


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作品の紹介

厚縁のボウル。
サラダや煮物など、ガサッと入れたら素敵かな・・。
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刷毛目のご飯茶碗。
夏向きに、平茶碗風になっている。
大胆な刷毛目は、冷汁にもいいと思う。
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まるでお花が咲いたような写真になってしまったかな?
パスタ皿とサラダ皿。
ペアでいかがですか?

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小さな小さな片口
タレやお醤油入れに・・・。
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スープやシチューなど色々使えそうな器。
小さな取っ手がついていて、ちょっとおしゃれ・・。
皆さま、お近くにいらっしゃったらぜひ見に来てくださいね。
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by my_utuwa | 2015-06-26 22:50 | Comments(3)

ナンバーグ

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車で30分くらい走ったところにハンバーグで有名な店「ぎゅう丸」がある。
数年前、「美味しい!」と噂の店を人づてに聞いて以来、キーマと時々食べに行く。

その店はいつも満員で、入り口でしばらく待つことが多い。
席に通されるとハンバーグの重さを自己申告して注文するシステムになっていて、
100gから50g毎に増やすことができる。
キーマと僕はいつも100gを頼んで料理が来るのを待つ。
そのハンバーグはラグビーボールを少し押しつぶしたような、真中が盛り上がった形をしていて、肉汁たっぷりで噂どおりのおいしい店だ。

ある日、ぎゅう丸と同じハンバーグが再現できないかキーマに聞くと、
「プロとは違うから、あの味は難しい。」と返事が返って来た。
確かにあの厚みを焦がさずに焼くだけでも難しいだろうなと思いつつ、
ナン特製ハンバーグ作りに挑戦してみた。
料理は好きだがハンバーグは全く作ったことがない。
ネットで作り方を調べて試してみることに・・・
タマネギ、にんにくを刻んで気長に炒める、その間にひき肉とそのほかの材料を準備し、
炒めた材料と合わせてこねる、形を整えたら後は焼くだけ。

キーマに食べてもらったら、「ぎゅう丸を超えたかも!」とほめちぎる。
僕としては60点、特にソースの出来が悪かった。
以来、月に一度くらいのペースで「ぎゅう丸」越えを目指して挑戦し続けている。
最近ではネットで調べたレシピをアレンジしたりして、少しずつ進化してきた。
ソースに至っては、全く違ったレシピでチャレンジしている。

昨日、1カ月ぶりに作ってみたハンバーグは良い手ごたえで焼き上がった。
キーマに食べてもらうと「完璧、ぎゅう丸がかすんで見える!」とやはりほめちぎる。
僕としては90点、ソースの出来は今までで一番よかった。
ぎゅう丸では、たぶんバターをふんだんに使って、牛脂も入れて、
隠し味にコーヒーも少し入っているようだ。
家庭料理ではたくさんのバターと脂は避けたいので今のところこれが限界かな、とも思う。

それにしてもキーマは、「ナンをおだてて木に登らせよう」作戦で
日曜日の台所をまかせようと思っているに違いない。             ナン



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まん中が膨らんだ厚みのある形にしてみた。
一個130g、これだけあると結構なボリュームだ。




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ソース作りにハンドミキサーを使うようになって格段に味がよくなった。




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ソースは和風味なので日本酒と醤油を使う。
この時みりんを入れ忘れたことが逆にいい味になったようだ。




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付け合わせにするニンジンがなかったので、トマトを焼いて代わりに・・
焼トマトは我が家の定番、焼き肉でも必ず登場。





<作品の紹介>

しのぎが入った小ぶりのカップは、注文にこたえて久しぶりに作った。
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やはり注文をもらった大きめのカップ。
最近は大きめのカップ類が好まれることが多い。
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by my_utuwa | 2015-06-14 12:29 | Comments(2)

カレーの味見

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薬膳カレーを始めてから、キーマは時折カレーの仕込みをしている。
鍋も大きなものに替えて30人分くらいを一度に作る。

仕込み終わった鍋はしばらく火にかけた後、少し冷まして冷蔵庫に入れる。
翌日はまた火にかけて煮込んだ後、少し冷まして冷蔵庫に入れる。
これを5日ほど繰り返した頃、キーマは 「味見、頼んでいいかなー」 と僕を呼ぶ。
キーマはきちんとしたレシピを作っているけれど、材料はいつも同じ味とは限らない。
微妙な味加減は最後の仕上げにかかっている。

「責任が重いなー」と言いながら鍋をかきまぜて味を見る。
たいていキーマは塩味を控えめにしているので、足りない分の塩を加えて最後の調整をすることになる。
場合によってはリンゴを擦りいれて甘みを加えたり、
ブーケガルニを早めに鍋から取りだして苦みを抑えたりすることもある。
塩加減を整えて、おいしいカレーの出来上がり~。

と、思いきや、ここからは僕の仕事。
鍋を流水で冷やし、フリーザーバッグに取り分けて30人分のカレーを冷凍庫に入れる。
そのまま2週間冷凍すると、美味しい、美味しいカレーが出来上がる。           
                                              ナン




久しぶりに作った白磁の器、赤い色を差してちょっとキュートに・・
店先に出始めたアメリカンチェリーはキーマの好物。

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粉引皿にパイナップル。
僕の好物だが、キーマは唇がイガイガすると言って食べない。

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粉引きの器に、庶民の味方バナナ。
エクアドル産の大きなバナナを見つけ、最近では我が家でのひそかなブーム。

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by my_utuwa | 2015-06-02 14:30 | Comments(5)