『 桃林窯 器こぼれ話 』

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4こま猫まんが

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たまたま部屋に入ったら、ピッキーの奴、
読みかけていたキーマの本の読書に挑戦していた。




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ページをめくる手さばきも、見事だ。




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あ~、でもなんだかつまらない・・。
眠くなってきた。




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zzz・・。
ピッキー・・撃沈。






夏の特別企画のお知らせ

桃林窯の器を使った
スパイスたっぷり薬膳カレー(コース)のお誘い
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 期間)8月1日~31日   12:00~
    
 人数)   1日5名様ほど
 
 料金)   ¥2100(1名様)




    夏休み期間中、上記の桃林窯の薬膳カレー(コース料理)をご用意します。

    お友達やご家族様とごゆっくりお過ごしいただけますよう、
    1日5名様程を限定とさせていただきます。

    事前予約(2日前まで)の受付でご用意いたします。
    どうぞお早目に御予約ください。

    お天気の時は、ご希望により外のテラスでお食事をお楽しみいただけますが、
    雨天の時は、相席となる場合もございますので、
    あらかじめ、ご了承くださいませ。

 予約・問い合わせ) 桃林窯 (とうりんがま)  
           ☎ 0954・45・6186

         毎週水曜 と 盆休み8月13~15日はお休みします

 お食事内容)  ・オードブルの盛り合わせ
             生ハムのマリネ、カルパッチョなど4~5種類
            (その日の仕入れによってお料理が変わります)
         
         ・黒髪山の採れたてサラダ
            (自家製ドレッシングでお召し上がりください)
         
         ・スパイシー薬膳カレー
            (地鶏のカレーです。チキンが苦手な方には
             キーマ風野菜カレーをご用意します。
             ご予約の時にお申し付けください)
      
         ・デザート 
            (ブルーベリーのアイスケーキ、フルーツ添え)
         
         ・オリジナルブレンドコーヒー             

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by my_utuwa | 2010-07-31 16:40 | Comments(18)

ちいこの石

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実家で昔、マルチーズを飼っていた。
可愛い、おしゃまな女の子だった。
いつも頭に赤いリボン、そして首にはお揃いの赤い首輪をつけていた。
散歩に出ると、あちこちの雄犬から挨拶されるけど
ちいこはいつも知らんぷりを決め込んで、まっすぐ前を向いたまま
くるんと巻いた白いしっぽを優雅になびかせて歩いていた。

頭のリボンが外れると、付け直してほしいと頭を差し出し、
鏡を見せると、いつまでも飽きることなく眺めていた。
風船が大好きで、家族にお土産を忘れることはあっても
彼女にだけは、風船のお土産を買い損なうことはなかった。

ちいこは、家族みんなに愛されて15年の命を生き抜いた。
晩年は悪性のがんで苦しんで、手術を何度も繰り返したが
最後は家族で出来るだけのことをしてあげようと
病院から連れ帰って、みんなで代わる代わる看病をした。

死んでしまったのは、数年前の窯開きの最中だった。
帰るに帰れず覚悟はしていたものの、その知らせが届いた時は
さすがに涙が止まらなかった。

その晩から、私はちいこの夢を幾度となく見続けた。
いつも、真っ白の大きな犬と一緒だった。
「ちいこ、友達ができたんだね。良かったね」
夢の中で、私は必ずそう言った。
このことを妹に話すと、まったく同じ夢を見ると言って驚いた。

私は一度、ちいこを黄泉の国から連れてこようと企てたことがある。
まぶしい海のそばにいた彼女を見つけ、急いで背中におぶって
一目散にこの世へ続く一本道を、ひた走りに走り続けたのだ。
ちいこはおぶわれたまま背中で揺れていた。
だんだんとこの世が近づくにつれ、背中のちいこは硬く冷たくなっていった。
「ちいこ、もうすぐだよ。頑張って!!」
何度となく背中を揺すって、彼女を起こそうとするけれど
ついには冷たく動かなくなって、とうとうこの世へ連れて帰ることができなかった。

その夢を見て以来、私はやっぱり死んだものを現世に連れ戻すことは
できないという当たり前のことを、妙にしっかり納得した。
「日本書紀にも似たような話があったなぁ・・」
子供の頃に読んだ本を思い出しながら、いつものように庭の掃除をしていたら
ふと見上げた小高い岩山に、斜めを向いた、ちいこに似た小さな石があるのに気がついた。
気のせいかこっちを見ているような気がして、思わず声をあげそうになった。
「ちいこ!!」

いつからそこにあったのだろう・・・。
「ちいこの石」は、黄泉の国から愛するものを連れて帰ることが
できなかった私への、神様からの小さなプレゼントなのかも知れないと
小石を見ては、そんなことを思っている。
                            キーマ  
 



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                 各¥3000/スプーン付き

手の中に収まるくらいの、粉引きの小さな薬味入れ。
栗の木でつくった小さなスプーン付き。
これからの季節には、刻みネギやみょうがなど出番が多い季節になる。


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                ¥3000/1個



直径15cmの刷毛目のお皿。
パン皿やデザート皿など活躍の範囲が広いと思う。
ふわっと御本が出て、大好きなお皿の中の一つ。
先月に出来上がったばかりの新作。

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                      ¥2800/1枚



小さな器。
珍味入れにと思ったけど、それだけじゃ出番が限られて
もったいないから、こうやってはし置きにも使う。
九州では柚子こしょうをよく使うので、こんな器で出すのもいいかも。

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                      ¥700/1個



蒸し暑い日に気分を変えて、オードブル盛り合わせを作ってみた。
焼締めの器をキーンと冷やして、ナンとゆっくり食事を楽しむ。
夏は日が長い。
ヒグラシの声を聞きながら、ついつい長い夕食になってしまった。
ナンはいつの間にかビールのお代わりをしていた。

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               焼締めの大皿 ¥1万
               焼締めの器(小)¥1500/1個



冷製トマトのクリームチーズ添え。
うちはチーズが大好きで、何かと食卓に登場する。

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生ハムのアスパラ巻き。
食べる直前にマリネソースをかけて・・。

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ご存じ枝豆の塩ゆで。
ビールのつまみはこれが一番。
粗塩をぱぱっと振ってシンプルに・・。

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和牛のたたき、カルパッチョ風。
朝どりの野菜を巻いて、ピリッと黒コショウを振った。
やわらかいお肉の甘みが口の中に広がった。

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小付けの中は、キュウリとツナの和え物。
さっぱりとした夏の一品。

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採れたて野菜サラダ。
自家製の和風ドレッシングでたっぷり食べる。

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                      ¥1500/1枚



今日のメインは、キーマ特製スパイシー薬膳カレー。
沢山のスパイスを長い時間をかけて、じっくり煮込む。
なにしろ手間がかかる・・、だけどこれが一番美味しい秘訣かも。

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                      ¥4000/1個



夏にぴったりの、自家製ブルーベリーアイスケーキ。
ソースをかけて、ひんやりと涼む。
カレーの後のさっぱり感を楽しんで、コーヒーで締めた。
      
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               粉引き皿(18cm)¥3000/1枚





    夏の特別企画のお知らせ

桃林窯の器を使った
スパイスたっぷり薬膳カレー(コース)のお誘い

 期間)8月1日~31日   12:00~
    
 人数)   1日5名様ほど
 
 料金)   ¥2100(1名様)




    夏休み期間中、上記の桃林窯の薬膳カレー(コース料理)をご用意します。

    お友達やご家族様とごゆっくりお過ごしいただけますよう、
    1日5名様程を限定とさせていただきます。

    事前予約(2日前まで)の受付でご用意いたします。
    どうぞお早目に御予約ください。

    お天気の時は、ご希望により外のテラスでお食事をお楽しみいただけますが、
    雨天の時は、相席となる場合もございますので、
    あらかじめ、ご了承くださいませ。

 予約・問い合わせ) 桃林窯 (とうりんがま)  
           ☎ 0954・45・6186

         毎週水曜 と 盆休み8月13~15日はお休みします

 お食事内容)  ・オードブルの盛り合わせ
             生ハムのマリネ、カルパッチョなど4~5種類
            (その日の仕入れによってお料理が変わります)
         
         ・黒髪山の採れたてサラダ
            (自家製ドレッシングでお召し上がりください)
         
         ・スパイシー薬膳カレー
            (地鶏のカレーです。チキンが苦手な方には
             キーマ風野菜カレーをご用意します。
             ご予約の時にお申し付けください)
      
         ・デザート 
            (ブルーベリーのアイスケーキ、フルーツ添え)
         
         ・オリジナルブレンドコーヒー             

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by my_utuwa | 2010-07-16 17:08 | Comments(24)

梅雨の記憶

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「うっとうしい雨ね。」
「じめじめした梅雨には飽きたな、早く明けたらいいですね。」
今の時期、人と会うと必ずこんな会話が交わされる。
テレビを見ても、天気予報もこんな言葉を繰り返す。
世間では梅雨はいつもマイナーでいやなもの・・なのだろう。

幼い頃から、私は梅雨が大好きだった。
この思いは、年を経た今も変わらない。
毎日しとしと降る雨は、まだ幼かった私を朝からワクワクさせてくれた。
テルテル坊主をお決まりのように作って軒先にぶら下げたって、
晴れてほしいなんて本気で思ったことなんか、ただの一度もなかった。

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私が育った家は、麦藁屋根の昔ながらの家だった。
うちだけが道より低い所にあって、雨が降ると必ず浸水した。
近所中の雨水が、うちを目指して一斉に集まってくる。
下駄や長靴が、土間にぷかぷかと浮いているのも面白かった。
時には「こりゃ、だめだ」ということになって、家じゅうの家具を
みんなでニ階にあげたことも、一度や二度ではない。

父は、雨や台風の予報が出ると決まって大騒ぎをする人で、
うちだけが戸板を打ち付けたり、タンスを上げたり、
畳を運びだしたりして、近所からいつも笑われた。
真っ暗になって、ガランと片付いた家の中で、ローソクを一本だけともして
父は、子供たちを相手に怖い話もよくしてくれた。
この父の作り話は、いつも最高に面白かった。


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こんな準備が役に立ったなんてことは、ただの一度もない。
母はあきらめていたのか、こんな父に文句の一つも言わなかった。

雨になると、必ず父は仕事を休んだ。
自営業だったから、時間の都合なんてどうにでもつけられる。
父が休んで家にいることは、子供にとってはたまらなく嬉しいことなのだ。
雨や台風が来るたびに、うちの一家は律義にキッチリ天気に付き合っていた。

今年で91歳になる父、今も元気で口も達者だ。
あの頃のことを懐かしいと、たまに言う。

古い家は今では整地をして、瓦屋根に建て替えた。
もう浸水の心配も、傷んだ麦わら屋根の雨漏りもなくなった。
でも梅雨になると、今でもこんな懐かしい光景がよみがえる。
貧しくて、笑い声が絶えなかった実家への郷愁、
はるかかなたの記憶の中、今でもあの頃と変わらずに降る雨。
私の梅雨好きは、案外そんなところからきているのかもしれない。
                              キーマ

    ~~~~~~~~~~~~~  ・  ~~~~~~~~~~~~~~


ひょんなことから、佐世保の大地主の女性と知り合った。
「よかったら、うちにもぜひ遊びにいらっしゃいませんか?」
そんなお言葉に甘えて、2日後さっそくナンと一緒に出かけて行った。

「昔、おばあちゃんが住んでいたところを改装したんですよ」
どうりで・・。なんだか懐かしい。

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大きな梁のある古民家はピカピカに磨かれて、とても大事にされていた。
奥には大きなキッチンもある。
板の間には季節の花がドンと飾られていた。

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小さな畳の間の隅に、ひっそりと今朝取ってきた草花が活けられている。
私の住んでいた麦わら屋根の家にも、こんな小さな畳の間があったな・・。
たしか、姉と妹と私の勉強机が3つ並んでいた。

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「写真を撮ってもいいですか?」
[フフフ・・、どうぞ]
初めて来たのに、すっかり子供の頃に帰ったような気分だった。
そうそう、こんな畳の続きの間があったんだ・・。

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「手作りのスイーツなんですよ。よかったら召し上がってね」
「わ~、うれしい!!いただきま~す」

左から、ひんやりムース、ブルーベリーソースかけ
中央、フルーツ盛り合わせと梅シロップ煮
右、シフォンケーキ、生クリーム添え。
それに深入りコーヒー。
どれも丁寧に作られていた。
体に優しい甘さ・・。ナンはあっという間に平らげてしまった。

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ここは佐世保にある古民家だ。

「たまに人を呼んでケーキを出したり、展示品を並べたりしてお友達と
遊んでいるんですよ・・。今はちょっと体調に自信がなくって、
ずっと閉めていたんですけど、そのうち開けて公開しようかとも思っているんです。」
「開けられる時には、私たちもまた遊びに来させてくださいね。」
「ええ、どうぞ。よかったらギャラリーとして使ってくださいね」
そんな会話をしながら、どこか懐かしい、素敵なおうちを後にした。

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先日上がった片口。
今の季節に合った、優しい雰囲気の刷毛目。
今の季節、うちではソーメンのだしを入れてテーブルの上に
置くことが多い。
ソーメンは、真夏に・・というよりも
夏に入る直前までうちでは良く食べる。なんでだかわからないけど・・。

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by my_utuwa | 2010-07-04 23:03 | Comments(20)