『 桃林窯 器こぼれ話 』

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猫のカギ

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「うちの猫には、家のカギを持たせています。」
そういうと、皆一瞬固まって、それからゲラゲラ笑い出す。

我が家は山の一角にあり、周りを森と湖に囲まれている。
猫達は、その森や湖のまわりを一日中駆け回って遊んでいる。
生後3カ月ごろのピッキーに、外歩きを教えた直後のこと、
いつでも自由に遊びに行けるようにと、ベランダに猫用のドアを取り付けた。

もともと、車の心配はあまりなかったので、家の中も外も自由に出入りさせたかった。
外に出るのを嫌がるピッキーに、「外は楽しいぞ~。」などと言って外に連れ出した。
そのうち自分から外に出るようになったので、猫用の小さな「ドア」をつけたのだが、
おしゃまなピッキーには、すぐに近所の雄猫がついてまわった。

やがて、この「ドア」から雄猫が、毎日家の中まで会いにくるようになった。
ピッキーは怖がって、おちおちくつろぐことができなくなり、
小さな音にさえ怯えた。
「・・・何とかしないとなぁ。」
いろいろと調べて、マグネットキー付きの犬猫用のドアがあることを知り、
小遣いをはたいて、オランダ製のこの素晴らしく高い「ドア」に買い替えた。

カギを首輪につけ、このカギを持っている猫だけが
ドアを通過することができる。
ピッキーはようやく安心して家で過ごせるようになり、
この一件は落ち着いた・・・。
一年後、拾われてうちにやってきたちょっと不細工なクンにも、カギを持たせた。
 
今日も2匹はカギを付けて、山の中を遊びまわっている。
「ピッキー、クン、ご飯だぞ~。」
だんだん暖かくなってきて、帰りが遅い猫達に、
森に向かってそう呼ぶと、「ニャ!」とはるか遠くから返事が聞こえて、
ドドドっと地響きでも聞こえてきそうな勢いで、まっしぐらに草をかき分け帰ってくる。
クンは、勢いのままドアに頭から突っ込んで、必ずただいまの「フニィ・・」を
言いながら入ってくる。
ピッキーはお上品に前足でちょっとだけ押して、ためらいながら入ってくる。
内側から見ているのに気がつくと、「開けて!」と言わんばかりに
ドアの前でちょこんと座って、開けてくれるのを待つ。

猫達の首輪は、赤やブルーの安いゴム製の収縮するタイプで、
万一、木に引っかかっても事故のないように、ゴムの首輪を選んでやった。
そのかなり貧乏くさい首輪には、不釣り合いな立派なカギが付いている。    ナン

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ピッキーは気が向くと、ギャラリーにやって来る。
ひと気のあるところでしばらく日向ぼっこしてから、また遊びに出かける。
そのワンショット。
この日はうららかな陽気だった。

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お昼御飯にクンが帰ってきた。
カメラを構えていたので、ちょっとギョっとしたらしく
入ってきたところで、立ち止まった。
ドアを入って、ただいまの「フニィ・・」を言うのも忘れてしまった。

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さ、ご飯ご飯・・

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クンのカギ付きショットを撮りたかったが、
押し入れの中に隠れてしまった。
しょうがない、クン一枚撮るぞ。

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桃林窯の山桜が満開した。
でも、今年は花びらが嵐ですぐに散り始めた。
キーマはしばらく掃き掃除をやめて、下に落ちた花びらを楽しんでいる。

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春の嵐の日。
こんなときは、来客が少ない。
お昼御飯は、パスタ。
ホタテとほうれん草のパスタ。
にんにくが効いていておいしかった。
キーマはすっかり休みモード。

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あり合わせのサラダ。
キーマ手抜き、ミックスサラダと言うらしい。

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by my_utuwa | 2010-03-24 11:13 | Comments(27)

春到来。

長かった冬がようやく終わりを告げようとしている。
桃林窯のまわりも、何となく春の気配がしてきた。
朝、外の掃除をする時は、風の合間をぬって急いで枯葉をかき集め、
風のない日を選んで落ち葉焚きをしていた。
時々この中にサツマイモを入れて、焼き芋を楽しむこともあった。

それがどうだろう。
だんだんと暖かくなってきて、風も南風に変わってきたようだ。
風に乗って、青臭いような香りもする。
見上げると、「あおもじ」やら「ひさかきしば」の白や黄色のちいさな花が
枝にへばり着くように咲いていた。

「あぁ、いよいよ春なんだ・・。」
家の中で過ごす時間が多かったせいか、春到来に気がつくのが
すっかり遅くなってしまった。
あわてて土手に行って、ふきのとうを探したが、時すでに遅し。
村の人たちが収穫した後だった。

やっと見つけた2個のふきのとう。
持って帰って、てんぷらにして楽しんだ。
クンが後ろからずーっと付いてきて、猫と一緒の
小さな春を探す時間を楽しんだ。
                        キーマ





キブシ。よく見かける高さが2~4mぐらいの落葉低木。
この山系には、多くみられる。枝先にたれ下がる黄色い花が特徴。
この花が咲くと、いよいよ春到来。

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「サンシュユ」早春の花として切り花などにもよく使われる。
秋には赤い実がなり、鳥が好んでよく食べに来る。
これは、引っ越ししてきてすぐに庭に植えたもの。
西側に植えているので、夏は木陰になって重宝している。

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大好きな春告げ花。「青文字」だ。
山を切り開くと真っ先にこの木が芽を吹く。
大きくなるのも早く、黄葉はとても美しい。
香りの良い小枝は、和菓子の楊枝にもなる。

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道端に咲いていた「菜の花」
みずみずしく、きれいだったので写真を一枚。

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春の花を生けてみた.
「キブシ、菜の花、雪柳」
この日は暖かく、何となく表の入口が春めいていた。

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「アオキ」は小鳥の好物だ。山でもよく見かける。
活けているそばから小鳥に食べられてしまう。
2~3日後には、これだけになってしまった。
「ま、いいか・・」

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ご存じ「雪柳」。ほろほろと小さな花がびっしりと咲く。
活けやすく育てるのにも手がかからない。
ここに越してきて、庭いじりを始めた時に買い求めた。

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ようやく探し当てた「ふきのとう」
春の味覚はこれがないと始まらない。
収穫は2つだけ。
てんぷらにして山菜そばに入れた。

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咲き乱れていた「オオイヌノフグリ」
ちいさくて愛らしい花だ。

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遠くに黒髪山の岩山が見える。
水仙が咲き乱れていた。
すぐ近くには川が流れていて、「は~るの小川は♪」の歌さながらだ。

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最後に一枚、クンのワンショット。
何が面白いのか、ずーっと後ろから付いてきた。
あっちで寝そべり、こっちで転び、そうやって最後まで付き合っている。
「クン、帰るよ」
そういうと、ほこりだらけになって一目散に駆け寄ってきた。

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・企画)桜、さくら
場所)器らくや・悠遊
   〒815-0035
   福岡市南区向野2-4-8
   ☎092.554.2220
日時)3月2日(火)~14日(日)
    11:00~19:00




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・吉田求 器展
  3月9日(火)~14(日)
   10:00~18:00(最終日17:00)


場所)高伝寺前 村岡屋ギャラリー
    佐賀市本庄町大字本庄961-5
     ☎0952.24.5556







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by my_utuwa | 2010-03-05 22:20 | Comments(27)