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『 桃林窯 器こぼれ話 』

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ピッキーの緊急入院

「なんだか、ピッキーが変だ・・」ナンが言った。
いつものように居なくなったピッキーを、いつものように
空き家の別邸に迎えに行った。
「ピッキー!」
通常は呼ぶと、「ニャ~ン」と返事をして、すぐに顔を出すが、
今日はニ階から返事だけして、外に全く出てこようとしない。
何度呼んでも、おなじだ。
こんなことは、初めてだった。

「もしかして、中に閉じ込められて、出てこられないでいるのかなぁ。」
ナンがそんなことを言うものだから、不安が一気に膨らんだ。
納屋にハシゴがあったのを見つけて、登って外からピッキーを呼んではみるが
やっぱり出てこようとしない・・・。

そうこうしているうちに、だんだん日が暮れてきた。
あたりが真っ暗になってしまって、もう足元さえ見えない。
次の日は必ず連れて帰ろうと思い、その日はあきらめて帰って来た。

次の日、外からピッキーを呼ぶと、やっぱり「ニャ~ン」と
二階の奥から返事をするだけだった。
「ピッキー、ピッキー!!出ておいで。」何度も呼んだ。
やがて、ピッキーは顔を出した。
「な~んだ、閉じ込められているわけじゃないんだ。心配したぞ。」
ナンは笑った。

でも、ピッキーを引き寄せて、抱いてみると変だった。
右手がぶらぶらなのだ。
「脱臼でもしたのかな・・・。」
2~3日しても治らないので、病院へ連れて行くと、
なんと、骨折していたのだった・・・。
腕の骨がぽっきりと折れて、大きくずれてしまっている。

「こんな折れ方は、交通事故とかではないと思います。
不自然な力が加わって、折れたのでしょう・・・何かあったんでしょうね。」
レントゲンを見ながら、先生は言った。

次の日、ピッキーは手術をすることになった。
1週間の入院治療だ。
おかげで私たちは、ピッキーの好きな猫ミルクを手に、窯開きのあわただしい中
看護士さんに笑われながらも、お見舞いに通っている。

「治療費足りるかなあ」 「豚の貯金箱でも割るしかないかな。」
月夜の中の帰り道、ナンと私はそんな事を話しながら車を走らせた。    キーマ




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手術後のピッキー。右腕の毛を刈られ、痛々しい傷が見える。

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この一週間、九州は急に冷え込んできた。
久々に体の温まるグラタンを作った。
「包・パオ」に入れて、オーブンで焼いてアツアツをいただく。
とたんに汗が出てくる。
材料は、あり合わせ。緑色に見えるのは、頂き物のブロッコリー。

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耳付きのカップと小皿。
角小皿は、今回ソーサーとして写真に収めているが、
下に敷いてる、大きな角皿の取り皿としても使える。
大きな角皿は、オードブルや刺身皿にも・・・。
サンドイッチとスープカップ、なんていうのもしゃれていると思う。

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秋の窯開きに使ったむらさき芋の羊羹。
熱いウーロン茶とともに、お出しした。
桜の葉っぱが紅葉してきれいだったので、今回はこのカップにウーロン茶、
この角小皿には、桜の葉っぱに乗せた芋ようかん。覚えている人も人も多いと思う。

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新作の楕円皿。
このグリーンの粉引きシリーズは人気がある。
パスタやカレーをイメージして作ってみた。
ちょっと大ぶり。いろんな場面で使えそうだ。
若いカップルが好んで買ってくれる。

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お菓子のように見えるだろうか。
実はこれ激辛のゆずコショウだ。
九州の人は麺類や、刺身、みそ汁など、何にでもゆずコショウを入れる。
これがないと始まらないのだ。
新作の小皿に入れた。
貝がらのアクセントが入っている。

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個展のご案内


12月15日(火)~20日(日)
ギャラリー 欒 まどい
佐賀市東佐賀町14-30
☎0952.28.0752

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by my_utuwa | 2009-11-27 23:22 | Comments(28)

冬の準備

湖から吹く北風が、日に日に強くなってきている。
そろそろ冬の足音が、この村にも近づいてきた。
キーマは、こたつで書きものをすることが多くなった。

こたつ布団は、今年の春先に新調するつもりでいた。
色が少しあせてきたことと、猫達が大騒ぎしてつけたひっかき傷が、
あちこちにあるためだ。

しかし、年が明けたころから想像以上の不況の風が吹き荒れて、
ついつい買いそびれてしまった。
仕方がないので、今年も古いこたつ布団を押し入れの奥から
引っ張り出して使うことにした。
「今頃は、真新しい布団で暖まっているはずなのになぁ・・」
猫を引き寄せながら、キーマが言う。
実はこの布団、春先になったら捨てるつもりで、
一度はうちの猫たちの敷き布団にしたものだった。

「まさか、こんなことになるなんて思わなかったよね・・。」
「しょうがないよ、来年買おう。」
もう一度洗い直して、天日で干して使っている。
ふかふかに戻ったこたつ布団の中にくるまると、夜は寝室に行くのが億劫だ。

数日前から、森の中でのストーブ用の薪割りも始めた。
キーマも、焚きつけ用の杉の葉を拾い集めている。
秋の窯開きが近づく中、僕らはわずかな暇を見つけては、
やがてやってくる冬の準備を始めた。               ナン
              



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薪割りもすっかり慣れた。
要領よく割るために、3つをセットして一気に割る。

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昨年、チェーンソーで切って、乾かしておいた杉の丸太。
これを上から順番に割ってゆく。

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焚きつけ用の杉の葉。
これをストーブの一番下に置いて、順番に小枝から大きな木に火を移してゆく。
森の掃除にもなって、一挙両得だ。

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耳付きの小皿。
用途・・・?、考えなかったな。

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常連のお客さんから、特注で頼まれたコーヒーカップとソーサー。
外側を、刷毛目にしてほしいとのことだった。
写真では見えないが、ソーサーも裏側は刷毛目にしている。
コーヒー好きのこの人は、毎年コーヒーカップを新調する。

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キーマが作った、グリーンカレー。
僕にとっては初めての味。
とても辛いが、酸味とうまみがある。
ココナッツミルクが味のアクセントになっていた。

新作の刷毛目の小鉢に入れて。
外側は、ラフな面取り。

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食材は鶏肉、ナス、ピーマン、キノコなど。
初めて見る、変わった葉っぱも入っていた。

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激辛なので御飯が進む。
手前に見えている、楕円の鉢に盛り付けてあったごはんが
一気になくなった。

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第11回 黒髪山 陶芸作家村秋の窯開き     
     11月20(金)~23(日)
     10:00~18:00

問い合せ)  桃林窯  ☎0954.45.6186



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by my_utuwa | 2009-11-13 23:37 | 日々の暮らし | Comments(24)