『 桃林窯 器こぼれ話 』

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晩秋の風景


11月21日から4日間、黒髪山の一帯は、恒例の秋の窯開きを開催、
5窯で始めた窯開きも、今は8窯に増えた。

写真は桃林窯の窯開きの風景・・・。
深まりゆく秋、色とりどりの紅葉の中、今年も思い思いに散策する
たくさんの人々で賑わった。

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窯開き初日。まもなく、オープン。

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そろそろお客様が見え出した。

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オープン10分後。

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ギャラリーのデッキで熱いウーロン茶と芋ようかんのお接待。
芋ようかんは、サツマイモと紅芋の2種類を用意した。

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窯開きを終え、後片付けも何とか済ませ
キーマは久しぶりに時間をとって、料理を作った。
カリカリチキンのホワイトソースかけ。
色々な野菜も乗っている。
ボリュームたっぷり、アツアツの体の温まる一品だ。

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実は、今日売れてしまった片口型の小鉢。
豆を入れて、2~3日前に写真を撮ってみた。
形が面白い器は、いろいろな使い方で楽しんで欲しい。

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陶箱に、道端に咲いていた野イチゴをキーマが活けた。
陶箱の使い方をよく聞かれるが、灰を入れて香炉にしたり
印鑑入れにしたり、花入れにしたりとその大きさによって
いろいろと楽しめる、楽しい器だと思う。

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by my_utuwa | 2008-11-30 10:06 | Comments(35)

薪ストーブ

去年の暮れも押し詰まったころ、念願だった薪ストーブを設置した。
薪ストーブにした訳はいろいろあるが、たまたま隣接した森が
手に入ったことが、一番大きな理由だった。

人の手が入らないと、森はどんどん荒れてしまう。
隣の森も、ご多分にもれず荒れ放題だった。
手に入れた後、境界の下草を5mほど奥に払ってみたら、
思いもかけず、きれいな雑木林が現れた。
大きな桜、姫シャラ、ガマズミなど・・・、
紅葉する木があちこちに生えている。
小さな雑木を少しずつ間引きし、手入れを始めたが、
その間伐した後の木を、燃やす必要ができてしまったという訳だ。

薪ストーブは、とても静かで温かい。
ほの暗い照明の中で、オレンジ色の炎が揺らいでいるのも心地いい。
猫はストーブの前で目を細め、キーマは鍋をかける。
冬の間は薪のいいにおいが、家の中に漂う。
暖かくて長い冬の夜は、テレビを消して、少しずつ薪をくべながら、
ゆっくりと静かに過ごすことが、多くなる。

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粉引き足つき皿、縁を緩やかにたわませている。
トマトと玉ねぎを小さく刻んで、オリーブオイルとバルサミコ酢であえた後
塩こしょうして、パンの上に載せてみた。

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ご近所から、たくさんの野菜が届いた。
今が旬の大根、サトイモ、人参などなど・・・。
キーマが張り切って、ひさしぶりに九州の郷土料理、がめ煮を作って
片口平鉢に盛り付けた。
日持ちがする上、ご飯にとてもよく合う。
あっという間に、ご飯もがめ煮も平らげて、日持ち以前の問題だと
キーマが言う。

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フランスパンを大きく手でちぎって、ニンニクとオリーブオイルで
ゆっくりとフライパンの中で転がしてゆく。
カリカリになったパンをサラダの中に豪快に放り込んで
パルメザンチーズを、これまたたっぷりと振りかける。
パスタ用に作った皿に載せているが、なんとこれは一人前だ。

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だいぶ前に作った粉引きの豆皿。
たまに茶房ギャラリーで、コーヒーと一緒に出すクッキー皿に使っている。
友人の経営するレストランでは、箸置きとして使ってくれている。

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炭化焼締皿。
今回の窯開きにも、数点を出品する。
黒い皿は、料理を乗せると、いかにもおいしそうに引き立てる。

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秋の窯開きのご案内 
11月21日(金)~24日(月)
   Am10:00~pm6:00
場所) 桃林窯    ☎0954・45・6186

 アクセス)長崎本線・佐世保線  JR三間坂駅より車で6分
       長崎自動車道   武雄北方インターより車で20分
       西九州自動車道  嬉野インターより車で30分

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by my_utuwa | 2008-11-17 22:50 | Comments(34)

チュー、チュー、

2歳半になるクン。
人間でいうと、そろそろお年頃だ。(ちなみにクンは女の子。)

生後2カ月にもならないある日、クンは真っ暗な山の中に捨てられていた。
夜9時頃を回っていただろうか、どしゃ降りの雨の日だった。
バス停を降りた私は、必死でなく子猫の鳴き声に気がついた。
声のする方に歩んでゆくと、用水路の底から元気な声が聞こえてきた。
落ちてしまったであろう子猫は、上からのぞく私を見て、ほんの少し驚いた。
どうしようかと思ったが、すぐにとび降りて用水路の底からすくい上げた。
パーキングに止めてあった車に連れてゆき、タオルでごしごし拭いてあげると、
子猫はゴロゴロとのどを鳴らして、すぐに体をくっつけてきた。
連れて帰ったら、ナンに怒られるかなあ・・と思いながらも
こうなったらしょうがない・・・。

子猫の捨てられたいきさつは知らないが、こんな小さな生命を
ひとけのない山の中に捨てることのできる人は、どんなことを考えたのだろう。
お腹がすいてよほど心細かったのか、子猫は抱くとすぐにチューチューと
腕に吸いついて、母猫のおっぱいを飲むしぐさをした。

クンの記憶の底には、今でも母猫のおっぱいがある。
クンが自分から膝の上に乗ってくる時は、母猫のおっぱいが恋しい時だ。
そんなとき、私たちは、クンに腕を貸すことにしている。
クンはすっかり大きくなったが、今でも母猫のおっぱいを飲むしぐさをする。
チューチューと腕に吸いついて、両手でぐいぐいと爪を立てて押してくる。
私たちの腕は、クンの鋭い爪で、ひっかき傷だらけになるが、
これもまた、しょうがないと思っている・・・。
こんな時は仕事の手を休め、クンに腕を差し出して、
クンが安心して眠くなるまで、待つことにしている。    キーマ

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土を揉んで、ちぎってみる。
面白い断面が出て、これを活かして器を作った。
画面には見えないが3つ足を付けてみたら、とても好きな器になった。
これに刺身でも乗せて、一杯飲もう・・と思っていたのに、いつの間にか
キーマが売ってしまった。

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刷毛目の碗。ちょっと浅め、ご飯茶碗用として作ったが真上から見ると
すこし変形している。実は乾燥させる時に、取り損なって偶然変形させてしまったのだ。
焼き上げてみると、それがなんとも、愛嬌があった。

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粉引き小皿、三か所に見える黒い部分は、貝殻の跡。
直径10cmぐらいだろうか。醤油皿に、コースターにと、
お客さんは、色々な用途で買ってくれる。
今日は、キーマがスイートポテトを作って、3時のおやつに持ってきた。

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ナスときのこのドライカレー、 「キーマ風」

手間と言えば、ナスを焦げ目がつくまで素揚げするくらい。
ターメリックライスの上に乗せると、エスニック風になる。
予算と時間の無い時の、おたすけメニュー。

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[材料]
   牛ひき肉・茄子・玉ネギ・きのこ・ニンニク・ピーマン・
かいわれ・クミンシード・パプリカ・赤唐辛子      など。
分量は適当だったのでとても書けません。
作り方もいい加減ですが、参考までに。

①なすは輪切りにして170度の油で焦げ目がつくくらいにあげる。
②玉ネギ・ピーマン・パプリカは荒みじん切りにする。
③キノコは小さい房にする。
④にんにくはスライスにして、別のフライパンで多めに油をいれてゆっくり炒め、
カリカリにしておく。(にんにくはたっぷりの方がおいしい) これはトッピング用。
⑤鍋に油を入れて、すぐにクミンシードをいれ、泡立つくらいに炒める。
⑥⑤にみじん切りの玉ねぎを入れ、よく炒めクミンシードの香りをつける。
⑦ひき肉を加える。好みで、ここにみじん切りのニンニクを加える。
揚げたナス以外の材料を全部入れ、さらに炒める。少なめに水を加え、
ブイヨン・赤唐辛子を入れ、材料に火が通ったら味付をし、最後にナスを入れ完成。
[味付け]
  カレーペースト・ケチャプ・ウスターソース・醤油・ブイヨン・カルダモン・ガラムマサラ、など。






秋の窯開きのご案内 11月21日(金)~24日(月)
   Am10:00~pm6:00
場所) 桃林窯    ☎0954・45・6186

 アクセス)長崎本線・佐世保線  JR三間坂駅より車で6分
       長崎自動車道   武雄北方インターより車で20分
       西九州自動車道  嬉野インターより車で30分
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by my_utuwa | 2008-11-07 01:27 | Comments(37)

バルーンが降りてきた!


佐賀のバルーンフェスタが始まった。
世界中から集まったバルーンのパイロットたちが、その技を競う。
年に一度の、佐賀市を挙げての一大イベントだ。

僕の家から個展会場の欒(まどい)までは、車で約一時間半。
このバルーン着地点のど真ん中の田んぼ道を走ることになる。
田舎はのんびりとして、規制がない。
しかもここを通る時は、次々と降りてくるバルーンの着地時間と、
丁度重なってしまうという偶然にも、恵まれている。
ゴーッ!ゴーッ!というバルーンの火を焚く音を間近に聞きながらの運転は
ソワソワとして、全く落ち着けない。

今、一機目が着陸した。車からほんの50メートル位の田んぼの中だ。
2機目、地上10メートル位のところで着陸に備えてパイロットたちが
声を掛け合っているのが聞こえる。
顔もはっきり見て取れて、緊張感にあふれている。
3機目は…、あッ、危ない!!
電線を引っ掛けそうになって、寸前のところで上昇した。

車の運転は、すっかりバルーンに気を取られて蛇行運転になっている。
危ないのは僕も一緒だ。
ギャラリーのオープン時間の10分前だけれど、
「…ちょっとだけ。」と自分に言い訳して、車をあぜ道の端に寄せた。
バルーンを追いかけて車でついてゆくスタッフたちの慌ただしい足音を聞きながら、
いつか、僕もバルーンに乗ってみたいな…などと思う。

あっ、まずい。
個展の始まる時間だ。
急がなくては!!





車で走っていると前方にはたくさんのバルーンがフワリ、フワリ、
稲刈りが終わった佐賀平野の風物詩。

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バルーンは風まかせで、目の前ににいきなり降りてくる。
まじかで見ると意外に大きい!

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地上スタッフの活躍も重要らしい。

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近くに行くと、ガスバーナーの音が、ゴーッ!ゴッ!ゴーッ!

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地上に降りたバルーンは、手際よくたたまれて車で移送。

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ただ今個展会期中のギャラリー欒(まどい)をご紹介します。

築200年の民家を移築して1周年、手入れの行き届いた庭木

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頑丈な造りの入口の扉

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1階の喫茶室から階段を上って展示室へ
むき出しの梁には風格が漂う。

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ロフトスペースのような展示室

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移築する前は、屋根も破れていて、かなり傷んでいたらしいが丁寧に再生されている。

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吉田求 手びねりの器展 2008.10月28日(火)~11月2日(日)
AM10:00~PM7:00
ギャラリー 欒 まどい
佐賀市東佐賀町14-30
☎0952.28.0752


工房)武雄市山内町宮野1832-1
☎0954.45.6186

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by my_utuwa | 2008-11-01 01:25 | Comments(26)