『 桃林窯 器こぼれ話 』

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わら灰釉


釉薬にわらの灰を使っているのが、ブルーの小鉢。
桃林窯オープン当時から続いているロングセラー。
この小鉢はうちの目玉商品で、丈夫で品質がとても良いわりに
値段はかなり安く設定している。

天然の灰は高価なうえに、施釉の作業をする時にとても汚れやすい。
以前、何げなく白いTシャツを着て釉掛けをしていたら、黒い釉薬がシャツのあちこちに飛んで
遊びに来た友人から、ダルメシアンのようだと笑われたことがあった。

焼成すると、色がグリーンになったり、ブルーになったりと、
その時の窯によっても発色が異なる。
取り扱いも面倒なわら灰釉だが、焼きあがった美しい色を見ると
やっぱりもう少しの間、定番にしておこうかな・・と思う。

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しのぎの入った、粉引きのカップ。
これもうちでは、長い間作り続けている定番のカップだ。
僕は大ぶりの湯飲みをイメージして作ったが、
うちのギャラリーで、こんな風にコーヒーカップとして使っていたら
皆さん、コーヒーカップ用として買ってくれることが多い。

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三つ足付きの粉引きの小皿。色は淡いグリーン
三時のお茶の時間に小皿を見ていたら、何となく足をつけてみたくなった。
重なりは悪くなったが、ちょっと手間のかかるこんな器もあってもいいかな・・。

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これも足つきの器。
中の模様は、釉薬がまだらになっている為。
三個作ったうちの一つ、手の中に収まる小さな器だ。

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「ピッキー」と呼んだら、「ニャ~」と返事をした。でもどこにいるかわからない。
もう一度名前を呼んだら、壺の中から顔を出した。
「出て来いよ。」といっても、ここが好きなのか、なかなか出てこようとはしない。
風呂にでも入っているように顔だけ出しているところを、パチリ。
おっと、残念、目をつぶってしまった。

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by my_utuwa | 2008-09-24 13:01 | Comments(22)

ないしょの楽しみ。

クンはピッキーより2年程後に、うちに来た。
当時、子猫だったクンはピッキーを見て喜んで駆け寄っていった。
ピッキーはすかさず猫パンチをお見舞いして、
年功序列をきっちりと教え込んだ。
ご飯を食べる時も、寝る時も、クンが自分より先に来ないように
厳しくしつけ、クンは世間の厳しさをもピッキーから学んだ。

寝るとき、ピッキーは僕のベッドにやって来る。
彼らにとって僕のベッドは最高の場所らしい。
クンも僕のベッドで寝たいのだが、近づくだけでも
ピッキーから怒られている。

たまたま、急に雨が降ってきて、窓を閉めに寝室に入ったら
ピッキーが出掛けた隙に、クンが僕のベッドの中で
ちゃっかりとくつろいでいた。

クン・・、お前はえらい。

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かずら手の付いた刷毛目皿。一点もの。
菓子器や果物皿として使うと面白いと思う。
そのままテーブルの上に出しっぱなしにして、日常的に使っててもらいたい。

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炭化焼締の小さな器。写真では磨き上げた銅鍋みたいに見えるかもしれない。
手の中に収まるくらいに小さく、きれいな焔が出ている。
手付きにしたのは、小さくても存在感を出したかったから。

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一点物の粉引きのカップ。手びねりで作ってみた。
大きかったり小さかったりするのだが、気の向くまま自由につくる。
手びねりは楽しい作業、そんな気持ちは作品に表れる。

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料理ブログのレシピを見た家内が、格闘して作っていた。
トルティーヤと言うらしい。
皮を焼く時に、すでにいい匂いがして、ついついビールが進んでしまった。

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by my_utuwa | 2008-09-15 10:49 | Comments(13)

箱入り猫

ピッキーはうちの姫様だ。
ナイーブで、争いごとを好まず、身だしなみには余念がない。
近所の雄猫たちにモテモテで、よくデートに誘われるが
振り返ることは、決してない。
孤独を楽しみ、窓辺でよくもの思いにふけっている。

気が向くと、ギャラリーにやって来て、お客さんの膝の上に乗ったり、
足元にまとわりついて、接待もする。
いつだったか、お客さんの左足を両手で抱え込んで、長いこと頬ずりしたまま
座り込んでしまって、帰れなくしてしまったことがある。
たくさん買い物してくれる人には、とかく手厚い。

ピッキー・・・、
僕は一度も、そんなこと教えたことないんだがな~。

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いつか、パスタを盛り付けた平皿とは、デザイン違いの粉引きの皿。
カボチャのスープを入れてみた。
濃厚なカボチャスープが粉引きの皿肌によく映る。
パスタに使っても、スープを入れても使いやすい。

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久しぶりに作った惰円の器。このシリーズは、若い女性に人気がある。
生地を乾燥させる時に割れてしまって、歩留まりが悪かった。
とれたのは、この一点だけ。
縁にアクセントを入れて、ちょっと軽い感じに仕上げてみた。

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刷毛目のそば猪口を、たたら作りで作ってみた。
ろくろを回して作っていないので、縁にその特徴が出ている。
緩やかにたわんだ縁が、なごみ系。
ちょっと小さめで、食後に飲む濃いめのコーヒーなんか入れてもいいんじゃないかな。

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シンプルな焼締の長角皿。
食べ物を盛り付けると、とたんに映えてくる。
取り扱いも簡単で、使うほどに艶がでてくるという優れもの。
牛たたきを載せて映える皿を作ってほしい、という山口県の創作料理店の
リクエストで生まれた皿だ。

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by my_utuwa | 2008-09-04 22:29 | Comments(20)