そろそろ暑い夏が終わりを告げようとしている。
朝夕ともなると、ひんやりした風が北の窓から入ってくるようになってきた。
蝉は最後の力を振り絞って、鳴いているように聞こえる。
夏の間、家の中の風通しのよい所で眠っていたクンやピッキーは
庭の木陰まで出てくるようになってきた。
お盆過ぎから今頃までは、待ちに待った巨峰のシーズンを迎える。
巨峰はナンの大好物で、ブドウ農園までの片道20分の道のりを
せっせと通っている。
巨峰のシーズンは、せいぜい3週間ぐらいだ。
この時期、ブドウ農園のテント前にはひっきりなしに車が止まる。
まるで最後の力を振り絞る蝉のような旬の巨峰に、みんなの心が急ぎがちだ。
よくもまあこんなに買ってくるものだと呆れるくらいに
ナンは、朝採りのブドウを両手にぶら下げて帰ってくる。
巨峰は、すべてナンのお小遣いから捻出される。
だからという訳ではないが、私は横からちょっとだけつまむだけ。
本当に残念だけれど、おいしい巨峰も甘いがゆえにたくさんは食べられない・・。
キーマ
心なしか、山の空気が変わってきた。
暖かなコーヒーが飲みたくなるなる・・。
ナンは、炭化焼締めのコーヒーポットを作り始めた。
ここにも、小さな秋見つけた・・。
貝殻でワンポイントをつけた、焼締めの小皿。
和え物を盛り付けてもいいし、菓子皿として使っても
テーブルがきゅっと締まる。
ぐい呑みコレクターのリクエストで盃を作ってみた。
荒い粒子の土を使って、一気に轆轤を引く。
小さな杯には、大げさだけれど広い宇宙感が広がるようだ。
盃の裏面。
ちょっと味があるでしょ?
シンプルな粉引きのぐい呑み。
くぼみがあるほうが、正面。
小さな三つ足足付きのぐい呑み。
手の中に気持ち良く収まる。
ぬる燗のお酒をゆっくり飲むのにいかがでしょう。
手前は馬上杯型のぐい飲み
奥は、三つ足しのぎ入りぐい飲み。
静かな秋に、こんな盃で一献いかがですか?
薬膳カレーが始まりました!!
期間)9月~10月
時間)12:00~
場所)桃林窯ギャラリー
料金)¥2100(お一人様)
内容) ・お付きだし
・オードブルプレート(5品種盛り合わせ)
・季節のサラダ
・地鶏のカレー・ライス
・デザートプレート
(スイーツ盛り合わせ、季節の果物)
・コーヒー
二日前までのご予約でご用意致しております。
どうぞお早めにご予約くださいませ。
予約) ☎0954・45・6186 (桃林窯)